被災した太陽光発電パネルも今回散見されると思います。
当社は主に産業用太陽光発電所を全国規模で取り扱っておりますが、熊本市内で家庭用太陽光発電のパネルが被災したケースもあると思いますし、より被害が甚大な地域においてはテレビ映像で、太陽光パネルが傾いた家や倒壊した家屋の屋根に設置されている様子が映されていました。
以下は環境ビジネスオンライン記載の記事から転載しております。
https://www.kankyo-business.jp/news/012525.php?cat=solar
被災した太陽光発電設備の取り扱い手順
JPEAは、太陽電池パネルが震災で破壊された家屋に残っている場合、あるいは、破壊されて屋根から外れて、がれきとなって堆積している場合の対処の手順について以下のように紹介している。
1.破壊時の注意事項
- 破壊されていても、感電の恐れがあるので触れないこと。
- 被害への対処の実施にあたっては、販売施工事業者に連絡し、対策をとること。
2.被害への対処における注意事項
- 素手でさわらない。
- 救助および復旧作業等で壊れた太陽電池パネルに触れる場合は、乾いた軍手やゴム手袋など絶縁性のある手袋をする。
- 複数の太陽電池パネルがケーブルでつながっている場合は、ケーブルのコネクターを抜くか、切断する。可能であれば、太陽電池パネルに光が当たらないようにブルーシートや段ボール等などで覆いをするか、裏返しにする。
- また、可能であれば、ケーブルの切断面の中の銅線がむき出しにならないようにビニールテープなどを巻く。
- 太陽電池パネルを廃棄場に運ぶ際には、念のため、ガラスを金づちなどで細かく破砕する。なお、太陽電池パネルの構成部材は、以下のとおり。
- 半強化ガラス(厚み約 3mm)、セル(シリコンの板、10~15cm 角、厚み 0.2~0.4mm、銀電極、半田、銅箔など)、透明樹脂、白樹脂シート、金属枠(主にアルミ)、配線材、樹脂箱など。
- 夜間や日没後の日射等のない時も、太陽電池パネルはほとんど発電していないが、作業内容としては、日射のある時の作業と同様にする。
以上ですがみなさん、急ぎでなければご自分で触らずに、まずは工事業者を呼びましょう。