雑草対策の基本フロー(草丈1m未満の場合)
目安として草丈が1m未満の場合は、以下の5つのステップで雑草を退治しましょう。
1mまたはパネルよりも背が高くなっている場合では、除草剤がパネルに付着したり
目に入る恐れがあるので、先に刈り込むことをおすすめします。
STEP1:【茎葉処理型】除草剤で「根」まで枯らす
〈STEP1の目的〉
- 地下部を枯らす=「根」を枯らす
- 地上部を枯らす=「茎葉」を枯らす
- 草刈りを楽にする(枯れていることでゴミの体積が減る)
除草剤を使う際の注意ポイント
- 雨の日に散布しない(除草剤が雨で流れてしまい、効果が発揮できない)
- 希釈量を守る(薄めて使うと除草剤の効果が発揮できません)
STEP2:カリカリに枯れたら草刈機で刈り倒す
雑草が枯れているので、生木を刈るよりも格段と楽にできます。
地上部が枯れていても、「根」がいきている場合がありますので、散布後最低でも
1~2週間は時間をおきましょう。根本までしっかり刈ることが大事です。
STEP3:【土壌処理型】の除草剤に発芽を防ぐ
草刈りをして地上部がキレイになったら、土壌処理型の除草剤を散布します。
なぜなら、地表部が一見きれいになったとしても、見えない地㈱には、発芽を待つ無数の
雑草の種子や茎がいるからです。土壌処理剤を散布することで、成分が土壌に移り処理層を作ります。
処理層にある雑草の根が除草成分を吸収し、枯らすことができます。
今から生えてくる雑草を抑えるには最適です。
STEP4:防草シートを敷設して発芽を防ぐ
下処理が完了したら防草シートを敷設します。
防草シートを敷設するときは、十分に重ねしろを確保します。
ソラサポでは、重ねしろは15cm以上確保してシートを敷設しています。
雑草は強力なので、重ねしろが少ないとシートの隙間からすぐに生えてきてしまいます。
STEP5:年に2回程度様子を見に行く
雑草対策を施した後、放置してはいけません。なぜなら、雑草は非常に強力な
生命力を持っているからです。一度の処理であとは何もしなくて良い雑草対策というものはありません。
面倒かもしれませんが、定期的に様子を見に行くことで、シートの劣化や外部からの雑草の侵入を早期に発見できます。
早期に発見できれば、当然、対策費用も少なくなります。必ず敵的な観察をしてください。
すべての工程を実行することで、細田玄の効果を発揮することができます。
例えば、ステップ1の工程を省くと2つのデメリットが発生します。
①草が元気なので、草刈りが大変
②根っこが生きているので、防草シートが浮いたり、間から雑草が生えてくる。
この5つのステップを省いて良い工程は一つもありません。
最初に多少の手間をかけることで、太陽光発電の運用期間中、しっかりと
雑草対策の効果が発揮されるでしょう。