こんにちは。日本エネルギー開発株式会社の広報担当です。
今回は、6月初旬に実施しました熊本県家電量販店 PAS交換工事レポートをご紹介します。
PAS(区分開閉器)は電力会社とお客様の電気設備(高圧受変電設備)の「保安上の責任分界点」になります。お客様の高圧事故時には迅速かつ確実にトリップして、波及事故を防止するという重要な役割を担っています。PAS(区分開閉器)の更新推奨時期は10年になります。お客様の区分開閉器は、SOG付PGS(ガス開閉器)が使用されており、前回の年次点検の結果、更新推奨時期を超えている事からPAS(気中開閉器)に交換する経緯となりました。作業は2人で行いまして、夜間にPAS(区分開閉器)交換を3時間程かけて実施致しました。
まず、現場到着後PGS(区分開閉器)を開放し停電する旨を、お客様と電力会社両者に承諾頂きます。PGS(区分開閉器)の切側のロープを引き、手動で開放します。電力会社が送電線(高圧線)にアース線を取付けます。電力会社の作業終了後、SOG用制御装置にネジ止めされている配線を取り外します。
↓SOG用制御装置を取り外します。
PGS(区分開閉器)とSOG用制御装置間の配線をとめている電柱間のバンドを切ります。
↓次は、PGS(区分開閉器)に繋がっている高圧絶縁電線を切断し、PGS(区分開閉器)を取り外します。
↓新しいPAS(区分開閉器)とSOG用制御装置を取付けます。PAS(区分開閉器)の取り付け位置は、地上高さ4.5m(市街地以外は4m以上)です。外箱はA種接地を施します。
↓交換完了後、連動試験を行いSOG用制御装置からPASに信号を送り、PASが何秒で開放するかを確認します。
正常に動作し、無事に交換が完了しました。
日本エネルギー開発株式会社では、お客様の太陽光発電システムが本来の性能を発揮できるように定期的に点検を行うことで、問題をいち早く発見し、波及事故を防止する事で長期間安心できるようしっかりとサポート致します。
福岡、熊本を拠点に、九州一円にて事業を推進し実施しています。高圧受変電設備の電気工事・低圧の電気工事、保安管理業務、メンテナンスまで幅広く対応しています。災害で被害を受けた地域のこれからの復興と応援のために、災害復旧工事も実施していますので、ぜひご相談ください。PAS・トランス・ブレーカー・分電盤の交換などのご依頼は、日本エネルギー開発株式会社にお任せください。